軽量ホイールの有効性

 バネ下重量を軽減することの有効性で、本物指向のユーザーに価格を越えた満足感を与え、受け入れられるスポーツホイールがある。
 世界的に有名なBBSを始め、1本から特注に応じるNEEZプロデュースのユーロクロス等、今回は魅惑的なその実力にフォーカスする。


近頃ホイールの問い合わせをメールや電話でもらうと、必ずと言っていいくらいその重量について問い合わせを受ける。
ホイール重量=バネ下の軽量化について一般のユーザーが興味を持つということは、それだけその有効性が認識された証しなのだろう。

それはそれで良いことなのだが、一般的に販売される鋳造ホイールについても同様の問い合わせをうけることに驚きを拭えない。
BBS曰く、「パンとモチ」 に例えるが、その製造方法は全く異なるもので、1平方センチあたり鋳造500グラムほどの加圧に対し、
鍛造においては実にその8,000倍、約4トンもの圧力を加えることになる。製作する工程の違いは生産ラインに莫大な投資を要求し、
ゆえにその価格が高価なものとなる。たかが?20〜30%前後の軽量化は4倍近い生産コストを要求するのである。



BBSで生産されながらも、通常のルートと隔するBBS DTM。

「良い物は高い」 とは言い切れない世の中だが、自動車用アルミホイールにおいては言い切って良いのではなかろうか?
現にブランド性が先行している有名ホイールは、正規・並行入り混じって価格競争の真っ只中にある気がするし、
間違っても自分自身、個人的にはそのブランド優先ホイール達を 「スポーツ」 としての方向で見ることができない。





BBSの牙城を凌駕できるか?NEEZユーロクロス。

たかが20〜30%の軽量は路面から入力される情報をサスペンションに素早く吸収させ、物体の慣性を激減させる効力を持つ。
すなわち、20〜30%の重量の削減は、実は‘スゴいこと’なのだ。殺ぎ落とされた贅肉は、人に例えるならトライアスリートなみの肉体といえる。
そのリム厚は僅か2,5mm。(※ヶ所、ホイールにより前後します)その整然と整列した金属内部構造が持つ強度ゆえの軽量なのである。
これがスポーツ=本物の持つ機能と言うべきところではないだろうか?ホイールのダイエットは車体の運動性能が確実にアップするのである。





以前、不思議なことが起こった。ブレーキローターを大口径の物に交換した際、車が明らかに安定方向に特性を変えたのである。
ちなみに装着していたホイールはチューナー系19インチの鋳造ホイールである。ブレーキが変わることによって重さを増したハズだし、
普通に考えれば良くない方向に進むハズだ。後にも先にも一度きりの不思議体験である。





作業される姿がこれほど似合うホイールは他にない。

だからと言って軽量を否定するということではない。要はバランス。それは車体と交換したサスペンションのレート/減衰力が
合っていなかったのだろう。見た目を重視するあまり、あるいはメーカーの都合で特性・相性のよくないダンパーとスプリングが
出回っているのは事実である。オン・ストリートにおいてバランスしたサスペンションと組み合わせられる限り、軽量化は重要な
意味を持つ。ホイールだけがその重さを語られることが多いが、組み合わされるタイヤによっても、これまた劇的に変化することは
ホームページ内で触れている通りである。少々高い価格設定となるが、コードにケプラーを採用したタイヤは事実、存在する。





その繊細なラインはBBSよりも美しい?NEEZ ユーロクロス。

最終的には 「求める物がどこにあるか?」 ということだと思う。無意味に妥協することで満足できるか?
自身に問い正す必要がある。たとえそれが家族の顰蹙を買うことになっても、やっぱり男(女も?)はやめられない。
ポリシーとはそういうモノだ。そしてそれを真っ当するには、たかが機械、されど機械、車にスポーツ=機能美を
取り入れることは間違いではないのだ。良いモノは高いのではなく、高くても良いモノは受け入れられるのである。





本物だけが持つ雰囲気。機能美とはまさにこのこと。

その車の持つ特性をさらに自分なりに調整・調教する楽しみというのは、金銭に置き換えられない場合(=満足感)がある。
まったく興味のない人にこんな話しをすると大バカ扱いされそうであるが、多かれ少なかれ、道楽なんて所詮そんなもの。
ルックスだけにコダワるのも面白いけど、本物を手中にする楽しみを得るのも悪くない。今の世の中、ピンかキリなのだから。





アルミ鍛造 19インチ 超軽量9kg!
BMW3シリーズ、5シリーズ、new7シリーズ、ポルシェ993、996、etc..

2002年10月現在、NEEZではユーロクロスの現行17、18インチのラインナップに加え、
新たに19インチを開発中です。メイン車種はBMW、サイズは9〜11Jとなりますが、特注
にて車種対応しておりますのでぜひご相談ください。アルミ鍛造で売価は9万円前後となる
予定です。ご興味のある方はお問い合わせ下さい。 お問い合わせは ec@ash.ne.jp