たかがタイヤ、されどタイヤ

 いまさらではあるがタイヤは消耗品である。いろいろなメーカーが存在し、いろいろな
 ブランドが存在する。それを選択する視点はホームページ内で触れているのでそれを
 ご覧いただくとして、今回はタイヤが偏磨耗していく過程を説明したいと思います。




ここまでくるとヒドいノイズや振動を走行中に伴なってしまう。

某一流メーカーの数万キロ走行後のタイヤです。けっして画像が歪んでいるワケではありません。
各ブロック、およそ2段置きくらいにトレッド面がせり上がっているのが見て取れます。

タイヤブロックは回転しながら路面に接地した後、車の進行方向と逆方向に強く蹴り上げられるように
路面と摩擦します。したがって進行方向と逆側が‘なで肩’のような状態で偏磨耗するわけです。

タイヤ屋さんがローテーションを行なう際、「前輪の左に着いていたタイヤなので後輪の右に移します」
と、なんの印がなくとも的確に判断できるのは、その磨耗状態から装着ヶ所を判断しているわけです。

一般の方はこれを 「ヘンな減りかたしてる=足回りに狂いが生じてる=アライメントが必要?」 と判断
しがちですが、ごく当り前のことで、この必然的に起こる偏磨耗こそ違和感やノイズの発生源となります。

ブロックパターンが大きいタイヤほどその傾向が強く極端です。そして強く偏磨耗がおこる
ことによって、バタバタとした感覚やゴワゴワとしたノイズをタイヤに覚えるようになるのです。

「ウルサいタイヤはイヤ!」 とうい方はブロックの大きなタイヤを避けなければいけません。
安易にメーカーやグレードでは判断しかねる所以がそこにあります。

     

コンフォート性の高いタイヤは応力が分散するような構造&パターンになっています。

「トモダチが〇〇のタイヤはいい!って言ってたから..」 と選択される方がいます。
もちろん、けっして間違いだとは言いませんが、その人のその車とその運転方法に
合うということであって、アナタの車と運転方法に合うとは限りません。

「45扁平だからこんなモンだ」 とか、「18インチだとしょうがないですよね」
とかという部分は確かにあります。が、冷静にご判断いただいて、ご自分の生活感にそのたかが
タイヤのグレードを合わせるだけで 「こんなに違う!」 ということを実感していただけると思います。

必然からくる偏磨耗、メーカーやグレードによってはちゃんと計算し、設計しているのです。



「タイヤは命を乗せてます」 って、どこかのタイヤメーカーのコピーであったよーな...
ここまで履いちゃうのはやめてね(爆)!

前記しましたがタイヤは消耗品です。「ともかくインチアップしたいからタイヤはなんでもいい」
という場合もあります。それは感性優先なので自由でしょう。「こんなハズじゃなかった」 と思い
たくない方々は、この必然的に起こる偏磨耗を理解し、選択する必要があると思います。